9.3. GeoViewer

This is the documentation for Enlighten.

9.3. GeoViewer

概要

GeoViewer は、High Level Build System と GeoRadiosity で使用される .scene ファイル形式を表示できる単純なアプリケーションです。ほとんどの場合、サポート対象のプラットフォームで Enlighten ランタイムを実行できることを検証する内部テストで使われます。

GeoViewer は、テストとデバッグを行うツールであり、ゲーム エンジンでの Enlighten の使用方法の例を示すものではありません。

使用
GeoViewer には、コマンド ライン オプションで .scene ファイルを提供する必要があります。オプションは以下のとおりです。

  • -scene <scene> (スペースに注意してください)。シーン <scene> をロードします。シーンは、たとえば GeoRadiosity を使用して事前にプリコンピュートする必要があります。

  • -lights <lights> (ここでも、スペースに注意してください)。ライトの説明 <lights> をロードします。指定されていない場合、GeoViewer は Enlighten プリコンピュートで生成された __Build<scene>__ フォルダーにある<scene>default.lights という名前のファイルを探します。

  • -backend <backend> (ここでも、スペースに注意してください)。バックエンドが複数ある唯一のプラットフォームである Windows でのみ使用されます。可能な設定は、DX9 (デフォルト)、DX11、および GL です。

例 (Windows):GeoViewer.exe -scene MyScene.scene -lights MyLights.lights -backend DX11

例 (OS X):GeoViewer.app/Contents/MacOS/GeoViewer -scene MyScene.scene -lights MyLights.lights

GeoViewer を開始する際に赤いウィンドウが表示された場合、シーンはロードできていません。シーンがプリコンピュートされていることを確認してください。

開始後は、ゲームパッドまたはマウスと W、A、S、F、V を使って操作できます。

コマンド ライン オプション

-solvetype

機能

プラットフォーム

依存関係

機能

プラットフォーム

依存関係

irradianceonly

イラディアンス テクスチャのみを計算します

すべて

なし

directionalirradiance

イラディアンスと追加のディレクショナル テクスチャを計算します

すべて

なし

directionalirradiancergb

イラディアンスと、赤、緑、青のディレクショナル データの 3 つの追加テクスチャを計算します

PC、OS X、Linux、PS4、Xbox One、iOS、Android

なし

-loadrefdata

リファレンス ラジオシティ データをロードし、システムとプローブ ソルバーのリファレンス実装を使用して Enlighten の出力を計算します。このオプションが設定されていない場合、Enlighten はプラットフォーム最適化ソルバー コードを使用します。

機能

プラットフォーム

依存関係

機能

プラットフォーム

依存関係

リファレンス ラジオシティ データをロードし、リファレンス ソルバーを使用します

すべて

なし

-precision

入力の精度を決定します。このオプションが設定されていない場合、GeoViewer は最大精度を使用します。

機能

プラットフォーム

依存関係

機能

プラットフォーム

依存関係

full

最大精度の入力ライティング

すべて

なし

half

半精度の入力ライティング

すべて

なし

-enlightenonly

直接ライティングなしで、Enlighten の出力 (間接ライティングとスペキュラー キューブ マップ ライティング) だけを表示します。これは主にテスト用、および直接ライトのレンダリングが現状で大幅に限定されるモバイル プラットフォーム用に使用されます。また、PC での直接比較と検証にも役立ちます。

機能

プラットフォーム

依存関係

機能

プラットフォーム

依存関係

Enlighten 出力のみをレンダリングします。

すべて

なし

-port

ネットワーク メッセージのリスニング ポートです (デフォルト 6100)。

-outputformat

Enlighten イラディアンス出力テクスチャ形式を指定します。出力形式をご覧ください。

機能

プラットフォーム

依存関係

機能

プラットフォーム

依存関係

fp16

各ピクセルのチャンネルあたり 16 ビットの浮動小数点

ほとんどの GLES2 Android デバイスを除くすべて

なし

lrb

16 ビット固定小数点の輝度、8 ビットの赤、青

iPad Air 以前の iOS を除くすべて

なし

r11g11b10

浮動小数点、チャネルあたり 11 ビットの R と G、10 ビットの B

PC (DX11 & GL)、PS4、Xbox One

-backend DX11 または -backend GL

r9g9b9e5

浮動小数点、チャネルあたり 9 ビットの仮数部と共有の 5 ビットの共有指数部

PC (DX11 & GL)、PS4、Xbox One

-backend DX11 または -backend GL

rgbm

8 ビット固定小数点、赤、緑、青、および 8 ビットの乗数。詳細は以下をご覧ください。

iPad Air 以前の iOS を除くすべて

なし

-bouncequality

イラディアンスを解決する際に使用するバウンスの品質 (0.0 から 1.0) を設定します。バウンス リサンプリングをご覧ください。

-entireprobesetsolver

Enlighten Entire Probe Set Solver を有効にし、計算する球面調和関数出力を指定します。

機能

プラットフォーム

依存関係

機能

プラットフォーム

依存関係

l1

L1 SH 出力値を計算します

PC、OS X、Linux、PS4、Xbox One、iOS、Android

なし

l2

L2 SH 出力値を計算します

PC、OS X、Linux、PS4、Xbox One、iOS、Android

なし

-compressedprobeoutput

圧縮された Enlighten プローブ ソルバー出力を使用します。

-loadclusterdebugdata

プリコンピュートにより生成されたクラスタリング デバッグ データをロードします。一部の視覚化で必要です。

-loadlighttransportdebugdata

プリコンピュートにより生成されたライト転送デバッグ データをロードします。一部の視覚化で必要です。

-loadmeshsimpdebugdata

プリコンピュートにより生成されたメッシュ簡略化デバッグ データをロードします。一部の視覚化で必要です。

内部構造

GeoViewer は、SDK の一部として提供されるサポート ライブラリに依存しています。GeoEn2Support を使用してシーン ファイルをロードし、GeoRender を使用してプラットフォーム固有のレンダリング コードを抽象化します。また、共通グラフィックス操作のリポジトリと High Level Run Time (EnlightenHLRT) で Enlighten ランタイムを動作させます。

既知の制限

  • GeoViewer は GeoRadiosity と同じシーン形式をサポートしていますが、それほど多くのテスト シーンでテストを行っていないため、一部シーンを正しくレンダリングできない可能性があります。